「栃ノ心はジョージアの太陽を日本に昇らせた」駐日大使のスピーチに感動の嵐「このスピーチ、泣いてしまう」
ジョージア駐日大使のティムラズ・レジャバ氏が4日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、東京・両国国技館で行われた元大関栃ノ心のレヴァニ・ゴルガゼ氏の引退相撲について報告した。 【写真】涙なくして 大銀杏にはさみを入れる父のラザ・ゴルカゼさん 「断髪式で、祝辞を申し上げる滅多にない機会を頂きました。改めてありがとうございます。」と記し、スピーチ全文の写真も掲載。「『日出る国』--ジョージアでは日本のことをこのように呼びます。日本への憧れと敬意を太陽に重ね合わせている表現です」と始まり、日本ではジョージアのことが長年あまり知られていなかった歴史を紹介。「日本におけるジョージアは二つの時代がある、栃ノ心の優勝前と優勝後」という、日本に住むジョージア人の仲間が口をそろえる言葉を紹介し「栃ノ心は、ジョージアの太陽を日本に昇らせたと言っても過言ではありません。ジョージアと日本との関係は、大相撲抜きにしては語れないものになりました。小結・黒海が切り開いた道を小結・臥牙丸が色付け、それを最終的に大関・栃ノ心が集大成として一つの時代を結びました。」と功績をたたえた。 また、出世前の栃ノ心が大使宅でジョージア料理を食べた思い出や、負傷で幕下まで転落しても弱音を吐かずに両国の病床にいる姿を今でも覚えているというエピソードを紹介。そこから再起して幕内優勝を果たした復活劇を「まさに奇跡の物語を見た。夢は覚めるものだとそれまでずっと思っていたが、そうではない夢もあるんだと彼に教えてもらった」と振り返り、第二の人生に進む栃ノ心を激励した。 これにはフォロワーから「このスピーチ、泣いてしまう」「栃ノ心関を傍から見守り続けた、大使だからこそ贈れる言葉だと思います」「本当に素敵な祝辞でした。心に残る断髪式でした。」「すばらしいスピーチありがとうございました」などと、感動の声が相次いだ。