ヘルニアと戦いながら復活を期す競輪界のスター・平原康多「メンタルだけは落とさないように」/玉野競輪G3
玉野競輪「開設73周年記念・瀬戸の王子杯争奪戦(G3)」は29日、初日を迎える。12レースのS級特選を走る平原康多(41歳・埼玉=87期)に話を聞いた。(町田洋一) 平原康多が、このまま終わって欲しくないし、そう願っている関係者やファンは多いはず。そう言う僕も、そう信じているひとり。誰もが通る道だが、平原康多に限っては永遠の大スターだと思っている。 「腰のヘルニアさえ改善されれば普通に走れる。今まで、腰の痛みは感じた事はないけど、股関節の怪我を庇っていたら腰にきたみたい。それが半年前ぐらいから。前にS班から落ちた時も首のヘルニアが要因だったけど、神経系の痛みは難しい。本当、魔法で痛みが取れないか、思う事があるよ(笑)。この後もG2のウィナーズは走れないし、四日市F1。F1も特別競輪みたいなメンバーの時もあるし、刺激的な面もあるね」 前向きな言動も頼もしく「力が落ちているのでなく、力が入らないだけ。悩ましいけど、メンタルだけは落とさないように心掛けている」。