債券は上昇か、年内利下げ観測で米債続伸-日銀国債買いオペも支え
(ブルームバーグ): 7日の債券相場は上昇が予想されている。年内の利下げ観測を背景に米国の長期金利の低下が続いた流れを引き継ぐ。この日実施される日本銀行の国債買い入れオペも相場を支える。
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは「米国の経済統計が米債相場をサポートする材料となり、外部環境から国内金利上昇圧力は後退している」とし、連休明けの債券相場は堅調なスタートと予想する。ただ、「今週は10年債と30年債の入札を控えており、取引終盤にかけて伸び悩む展開」とみている。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.87~0.89%(2日は0.9%で終了)、先物中心限月6月物は144円40銭~144円60銭(同144円29銭)。
先物夜間取引で6月物は2日の日中取引終値比21銭高の144円50銭で終えた。
日銀買い入れオペ
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Hidenori Yamanaka