デビュー前のパフューム、週末は8時間近くレッスン・笑いながら涙を流していた…広島で指導したボイストレーナー
このステージがどういう結果だったか、田中さんはほとんど覚えていない。ただ、夢をかなえようと懸命に重ねてきた努力が、その後の3人の活躍を支えていることは確信している。 パフュームに憧れ、スクールの門をたたく子どもは今も数多くいる。広島市内の小学3年生徒(9)もその一人。3歳の時、ライブDVDを見て感動し、スクールに入った。「レッスンは大変だけど、夢に向かって頑張り続けたい」と目を輝かせる。
田中さんは昨年11月、仕事で広島に戻ってきたパフュームの3人に会った。スタッフらに気を配る姿に「大人になったな」と感じたという。「私にとっては娘のような存在。まだやり遂げていない夢があれば、頑張って成し遂げてくれたらいいな」。温かなまなざしで、そう語った。(柴山倫太朗)