大分県立高校入試の傾向分析 基礎力を問う“易しい”問題
大分放送
5日実施された大分県立高校学力検査の出題傾向を学習塾の関係者に分析してもらいました。文章問題の長文化が進み、数学では新しい傾向の問題もみられます。 【写真を見る】大分県立高校入試の傾向分析 基礎力を問う“易しい”問題 県内で展開する学習塾、ライズワンの羽田野秀治塾長はここ数年に比べると、新傾向の問題が少なく、全体的には基礎力を問う易しい問題だったとみています。 (羽田野塾長)「全体的には易しいと思います。ここ数年間の中では比較的易しいので、平均点が上がると思います。計算やスペルを間違いなく書けているかが勝負になります」 数学ではデータのばらつき具合を示す「箱ひげ図」を使った新傾向の問題が。縄跳びの回数のデータをもとに、どのクラスが優勝するかを説明とともに答えるものです。 (羽田野塾長)「どれを選んでも説明がしっかりしていれば、答えを出せるという面白い問題でした」 また、大学入試共通テストで顕著な文章題の長文化については英語では去年に比べ100語以上単語数が増加するなど、処理能力の速さが求められます。 (羽田野塾長)「読むスピード、処理能力、当然資料もたくさんあるので、読み解く力が非常に重要です。時間が足りなかったという生徒がかなりいたのではないか」 羽田野塾長は全教科でみらえる思考力や判断力、表現力を問う傾向は今後ますます強くなるとみています。
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