私有地と道路の間に用水路…乗り入れ口を市職員が独断施工 工事途中で発覚し原形復旧 約215万円職員が全額弁済
大分県中津市に勤める男性職員(25)が、地権者が施工すべき工事について、相手の要望を断り切れず独断で工事を発注したとして戒告処分を受けました。 中津市によりますと2020年、私有地と道路の間にある用水路の上に乗り入れ口を設置してほしいと地権者から要望がありました。建設土木課に勤める25歳の男性職員は上司の課長と同席の上、施工は地権者個人の負担と説明しました。 その後も繰り返し工事の要望があり、男性職員は断り切れず、工事を行うことを約束。去年9月に工事を発注しました。乗り入れ口は車などが通れる幅約6メートルで、工事の途中で市が気づき作業を中断させました。 市は地権者の了承のもと、顧問弁護士に相談の上、原形復旧工事を実施。男性職員に対し、その全額費用214万9400円の弁済を求めました。 市の聴き取りに対し男性職員は「一人で対処せずに上司に相談するべきだった」と反省していて、全額弁済しているということです。 また、飲酒運転で事故を起こしたとして任用職員の女性(68)を停職6か月の懲戒処分にしたと発表しました。懲戒処分を受けたのは中津市契約検査課の任用職員の女性で、3日午前0時半過ぎ、市内で開かれた職場の新年会の後、車を運転して県道のガードパイプに衝突。女性の呼気から基準値を上回るアルコールが検出され、酒気帯び運転の疑いで摘発されたということです。
大分放送