MS&AD社長に船曳氏、4年ぶり交代 三井住友海上社長と兼務
MS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)は26日、傘下の三井住友海上火災保険社長の船曳真一郎氏(63)がHD社長に昇格すると発表した。三井住友海上の社長も兼務する。原典之社長(68)は代表権のない会長に退く。6月下旬の株主総会を経て正式に決める。 【写真】MS&ADインシュアランスグループホールディングスの新社長に就任する船曳真一郎氏(左)と、新会長に就任する原典之氏=2024年4月26日、東京都千代田区 MS&ADの社長交代は4年ぶり。三井住友海上の出身者が4代連続でHDのトップとなる。柄沢康喜会長は退任する 損保業界では企業向け共同保険でのカルテル疑惑が昨年に発覚。大手4損保は金融庁から業務改善命令を受け、今年2月に改善計画を策定し、長年の慣行や組織体制の見直しを図っている。船曳氏がHD社長も兼務することで改革を加速させる。
朝日新聞社