友人に「まだまだ半導体不足が続くから、半導体関連の株を買いなよ」と勧められました。半導体関連銘柄は買ったほうがいいのでしょうか?
半導体関連の会社はどのような種類の会社があるの? それらの会社の株価ってどうなの?
ひと言で半導体関連企業といってもさまざまなタイプの会社があり、主なものは以下のとおりです。 ・半導体製造装置メーカー ・半導体材料メーカー ・半導体検査装置メーカー ・半導体完成品メーカー その中でも、日本には半導体検査装置で世界シェア50%を占める会社や、切断装置や研削装置で世界シェアの70%以上を占める会社、塗布現像装置で世界シェアの90%を占める会社があります。 これらの会社の株価は、平均的に見ると、ここ数年上昇しています。実際に東京証券取引所に上場する主な半導体関連銘柄で構成される「日経半導体指数」という指数がありますが、3年前に比べて約1.7倍になっています。 また、個別株を買うのが不安なのであれば、半導体関連銘柄の入った投資信託やETFを検討するのもいいかもしれません。
今後もまだ伸びる可能性あり
世界情勢が良くなったり、供給体制が整っても今後半導体の需要が下がったりすることは考えにくいのではないでしょうか。ただし、今対象となっている会社の株価等が上昇するかどうかは別問題です。投資は自己責任ですので、友人の勧めであっても、一度ご自身で熟考した上での購入をお勧めします。 出典 日本取引所グループ ホームページ 執筆者:田久保誠 田久保誠行政書士事務所代表
ファイナンシャルフィールド編集部