新幹線で年末の「帰省」を考えているけど…ハイシーズンは高い?お得な購入方法があったら知りたい!
年末年始や夏休みなど、ハイシーズンは割り増し料金が発生するため、この時期はなにかとコストがかかるものです。 では、年末の帰省で新幹線を利用する場合はどうなのでしょうか。今回は年末に新幹線にお得に乗れる方法を調べてみました。
ハイシーズンに新幹線を利用する際の注意点
年末はハイシーズンにあたるため、新幹線を利用する際は、以下の点に注意が必要です。 ◆指定席特急料金に割り増し料金が適用される なお、新幹線の指定席特急料金は、「最繁忙期」「繁忙期」「閑散期」で異なります。
(東海旅客鉄道株式会社 「きっぷのルール」を基に筆者作成) 普段は閑散期に新幹線を利用する方にとって、最繁忙期は600円高くなるため、注意が必要です。 また東海道新幹線の東京駅から京都駅間の各駅から、東海道・山陽新幹線を乗り継いで九州新幹線を利用する場合は、東海道・山陽新幹線と九州新幹線の両方の特急料金に対して割り増し料金が発生するため、最繁忙期は800円増し、繁忙期は400円増し、閑散期は400円引きとなります。 2023年年末から2024年年始の場合、JR東海内・JR西日本内(北陸新幹線を除く)・JR四国内・JR九州内・JR各社間の利用に於ける最繁忙期・繁忙期の設定は以下の通りです。 ・【最繁忙期】2023年12月29・30日と2024年1月3・4日 ・【繁忙期】2023年12月28・31日と2024年1月2・5日 新幹線には「新幹線回数券」「東京新幹線自由席回数券」「こだま号専用グリーン回数券」など、お得に乗れる各種の回数券があります。利用期間は「通年」となっていますが、12月28日~翌年1月6日は利用できないため、注意が必要です。
年末年始に新幹線でお得に帰省する方法
新幹線には、時期にかかわらず、年末年始でもお得に乗れる切符もあります。例えば「新幹線名古屋往復きっぷ」の一部区間での新幹線の往復切符は、年末年始を含めて通年利用できます。 ハイシーズンでも料金は変わらないため、年末年始の帰省で利用するとお得です。ただし、この往復切符は「当日限り有効」であるため、日帰りでの帰省に限られます。ほかにも、以下のような方法で年末年始にお得に新幹線を利用できます。 ●EX予約サービス 東海道・山陽・九州新幹線の指定席が年間を通して会員価格で利用できます。ただし、最繁忙期や繁忙期など時期に応じて価格は変動しますので確認が必要です。 ●えきねっとトクだ値 「えきねっと」会員向けの割り引き切符で、列車・席数・区間を限定して5~35%の割り引きが適用されます。年末年始でも使えるため、帰省の日程が決まったら早めにチェックしておくとよいでしょう。 ●e5489 北陸地域を利用する場合、インターネット予約e5489で、早めの予約をするとお得に新幹線に乗れます。最繁忙期や繁忙期で価格は変動しますが、通常の購入方法よりはお得な価格で乗車できます。