逆襲のヤクルト、中日からFAの福谷浩司と20日初交渉 小川GMらが条件面の提示へ
ヤクルトが、中日から国内フリーエージェント(FA)権を行使した福谷浩司投手(33)と20日に初交渉を行うことが19日、分かった。小川淳司ゼネラルマネジャー(GM、67)ら球団幹部が条件面の提示を行う予定。複数年契約を用意しているとみられる。 【写真】現役ドラフトでヤクルト入団の矢崎拓也、背番号41のユニホーム姿を披露した 2年連続リーグ5位に終わった今季、チーム防御率3・64はリーグワースト。投手陣の立て直しは急務となっており、高津監督もかねて「やっぱりピッチャーがしっかりしないと、なかなか勝てないのが野球」と投手力の重要性を説いていた。 福谷は愛知・横須賀高から慶大を経て2013年にドラフト1位で中日に入団。14年にリーグ最多の72試合に登板した一方、21年には開幕投手を務めるなど先発、救援両方で実績がある。今季年俸は推定2000万円で金銭も人的も補償が発生しないCランクとみられる。 ヤクルトは今オフ、ソフトバンクから国内FA権を行使した石川の獲得に乗り出したが、ロッテへの入団が決定。次なるFA補強の候補に挙がったのが通算278試合に登板している福谷だ。宣言残留を認めている中日、獲得に乗り出す方針の日本ハムとの争奪戦となるが、獲得に向けて全力を尽くす。