「UFOで盛り上がろう」 福島市飯野町が“UFO研究所”で観光客増 実は30年前から…
■福島市長も大きな期待
そして福島市が、今年度からUFOでの地域活性化に本格的に乗り出した。 福島市 木幡浩市長 「ベントラー、ベントラー、スペースピープル。ここは飯野町!」 宇宙人を呼ぶ呪文を唱えるのは、福島市の木幡市長だ。今、福島市が抱えている問題がある。 木幡市長 「やはり人口減少が一番じゃないでしょうか。市全体の人口減少が進んでいますし、特に飯野町のような周辺部では人口減がより進んでいるので」 福島市は先月15日、「UFOの里」のPR活動をさらに充実させるために、木幡市長を委員長とする「UFOの里づくり推進委員会」を発足した。 木幡市長 「これまで地域中心にやってきたんですけども、今後このUFOの町づくりをする上では財源的に厳しい面で一つ課題がありました。市も直接関与して取り組むことにしたわけです。広がりを持った町づくりができるという、私は可能性を見い出しているので。我々目指すのは地球人も宇宙人も集まる町づくりです」
■初の予算計上も
福島市が今年度からUFOの里PRに本格参戦した理由について見ていく。 飯野町はUFOの目撃情報が相次いだことから、およそ30年前からUFOの里としてPRしてきた。とにかくUFOにこだわり、グルメはもちろん、バス停や街路灯、小学校などにもUFOのデザインを入れてアピールをしてきた。 当初はなかなか定着しなかったが、徐々に知られるようになり、町にあるUFOふれあい館には多くの人が訪れるようになり、現在では人口およそ4800人の飯野町に年間1万9000人以上の人が訪れるようになっている。 そんな状況を受けて、福島市は今年度から初めて500万円の予算を計上。市の地域共創課の担当者によると、「飯野町がUFOの里として全国的にも認知され始めていることで、予算を市議会で通す際も反対の声もなかった」と話している。 木幡市長は「UFOの里が福島市ならではのキラーコンテンツとして育てていければ」と話している。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年6月24日放送分より)
テレビ朝日