初優勝した高野四段（中央）と準優勝の渡辺五段（左）、3位の佐河四段

　第50回アマ将棋王座戦県大会は6日、福島市で開かれ、高野温（はるね）四段（20）＝郡山支部＝が初優勝した。渡辺久記（ひさき）五段（54）＝ふくしま支部＝が準優勝、佐河晴久四段（53）＝いわき棋友会支部＝が3位だった。 　日本将棋連盟県支部連合会、福島民友新聞社の主催。各支部の代表戦を勝ち抜いた32人がトーナメントで競った。 　決勝は中盤までねじり合いの攻防が繰り広げられたが、渡辺五段が抜け出した。ただ、終盤で高野四段が隙を見逃さず、勝利した。 　高野四段は「渡辺五段は壁のような相手で、結果が出て良かった。各種全国大会に出られるように実力を上げたい」と振り返った。渡辺五段は「最後のミスが致命的だった。次も優勝を目指す」と語った。