桂文珍、キダ・タローさん悼む「大変お世話になった方。残念な思いとともにゆっくり休んでいただきたい」
落語家の桂文珍が16日、大阪・なんばグランド花月(大阪市中央区)で、毎年恒例の「吉例88 第四十二回 桂文珍独演会」(8月8日、なんばグランド花月)のPR会見に出席した。 14日に93歳で亡くなった「浪花のモーツァルト」として親しまれた作曲家のキダ・タローさんとも親交があり、訃報を受け「よくご一緒させていただきました。大変お世話になった方。残念な思いとともにゆっくり休んでいただきたい。ご冥福をお祈りしたいと思います」と追悼した。 長年の付き合いで「(カンテレの)花の新婚!カンピューター作戦という番組をやらせていただいて、そのテーマ曲もキダ先生でした」と振り返った。また、キダさんが16年間パーソナリティを務めたABCラジオ「フレッシュ9時半!キダ・タローです」にも何度も出演しており「軽妙洒脱(しゃだつ)ですね。自分のことを『浪花のモーツァルト』と。しゃれた方でした」としのんだ。自身については「私は浪花の大谷か、落語界のダルビッシュで」と笑いも忘れず悼んだ。
報知新聞社