O-157による集団食中毒で2人死亡 特別養護老人ホームの調理担当業者の事業所の営業禁止を解除 静岡・西伊豆町
静岡県西伊豆町の特別養護老人ホームで、Oー157による集団食中毒が発生した問題で、保健所は給食の調理業務をしていた事業所の営業禁止を解除しました。 西伊豆町の特別養護老人ホームでは、11月6日以降、33人が腹痛や下痢、血便などの症状を発症し、このうち利用者の76歳の女性と81歳の男性が死亡しました。2人の死因はわかっていませんが、一部の患者からは腸管出血性大腸菌Oー157が検出されていました。県によりますと、給食の調理をしていた業者の事業所について、衛生管理体制の改善が確認でき、再発防止が図られたとして、15日から続いていた営業禁止の処分を21日、解除したということです。 賀茂保健所は食中毒の原因は3日の昼食に提供された給食とみて、21日、調理場の消毒状況などを確認するため、立ち入り調査に入ったほか、これまでに全ての調理従事者に対し、衛生講習を実施していました。