広島D1位・常広羽也斗、最短5・6の阪神2軍戦でデビュー
コンディション不良で戦列を離れていた広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=が早ければ、5月6日のウエスタン・阪神戦(由宇)で実戦デビューすることが26日、わかった。高信二2軍監督(57)が中日戦(マツダ)後に明らかにした。 最短「5・6」の実戦デビューへ予行演習はばっちりだ。中日戦後のマツダスタジアム。常広はシート打撃に登板し、全快をアピールした。 「(初めてのマツダスタジアムは)マウンドからの景色が良かった。真っすぐがゾーン内で良い意味で暴れた」 松田オーナーや佐々岡前監督がネット裏から見守った。18球を2セット、2軍の打者計8人と対戦し、3者連続を含む5三振。最速151キロを計測した直球にフォークボールなどの全球種を織り交ぜて安打性の当たりを1に抑えた。 17日に由宇球場でシート打撃初登板。慎重に段階を踏んでいる右腕について、高2軍監督は「明日(27日)の状態をみて問題がなければ(5月6~8日の)阪神戦(由宇)のどこかで先発するでしょう」と明言した。 「まずは2軍で結果を出すことだけを考えている」と常広。1月の新人合同自主トレでは大学の卒業試験、2月の春季キャンプではコンディション不良と試練が続いたが、最速155キロ右腕が満を持して実戦のマウンドに立つ。(柏村翔)