歴代10位タイの24ゴール目を決めた南野拓実(C) Ayano Miura

【サッカー日本代表 ニュース】日本代表は15日、2026年ワールドカップアジア最終予選第5戦でインドネシアと対戦。完全アウェイの雰囲気の中、前後半で2点ずつ奪い、4-0で勝利を収めた。 ●【速報】途中出場の菅原由勢が豪快なニアぶち抜き弾！

完全アウェイの雰囲気で始まったゲームは、キックオフ前から振り続ける大雨の影響でピッチもぬかるみ、難しい立ち上がりを強いられた。 力関係もあり、ボールを握る時間こそ日本代表が自然と長くしていくが、インドネシア代表のエネルギッシュで粘り強い守備の前になかなか攻撃の糸口を見つけ出せない。その中、9分に最終ラインに落ちた守田英正のフィードを相手DFが処理を誤り、三笘薫が拾ったボールを鎌田大地がシュートするも、それがブロックされると、一気にピンチを迎える。インドネシア代表のカウンターに対して、板倉滉が入れ替わってしまいGKと1対1のシチュエーションを招いてしまう。それでも、ここはGK鈴木彩艶が渾身のブロック。両チーム合わせて最初の決定機をしのぎ、先制点を許さなかった。 ただ、このワンプレーでスタジアムの雰囲気は高まり、インドネシア代表への声援は高まっていく。その直後には両サイドを一度ずつ突破され、あわやというピンチを作られてしまった。 それでも、イヤな時間帯で失点をせずにしのぐと、次第に流れは日本へと傾いていく。しっかりと相手を見ながらボールを動かせるようになり、シュートまで持ち込める回数が増えていった。そして、35分には攻撃参加した町田浩樹のななめのパスをきっかけに守田英正、鎌田大地とつなぎ、小川航基が飛び込む。公式記録はオウンゴールとなったが、貴重な先制点を奪った。 この1点がもたらしたものは大きく、気落ちするインドネシア代表に対して日本代表が畳みかける。40分、三笘薫のグラウンダーのクロスを南野拓実が左足で叩き込み、ゲームを優位に運ぶ2点目を挙げた。 南野拓実に代えて、前田大然を投入した後半も日本代表は攻撃の手を緩めなかった。早々の49分に相手のミスを突いて守田英正が3点目を奪うと、そこからはホームで意地を見せたいインドネシア代表に支配される時間もあったが、そういった時間帯では無理せずにしっかりと守り切り、再び自分たちの時間が訪れたときに勝負を決定付ける4点目を奪う。 69分、途中出場で右WBに入った菅原由勢が伊東純也とのワンツーから右サイドを完全に抜け出し、エリア内で右足を一閃。強烈なシュートをニア上に突き刺し、チームメイトから手洗い祝福を受けた。 終盤は、日本代表デビューとなる大橋祐紀や旗手怜央を投入するなど総力戦で乗り切り、4-0のままタイムアップ。最終予選の前半戦5試合を4勝1分けと文句なしの成績で終え、盤石の首位ターンを決めた。