【B+COM TALK インプレ】2万円以下ながらインカムでの会話や音質も問題ナシ、コスパ優秀だ!
インカム市場で国内シェアNo.1と抜群の知名度を誇るサインハウスのB+COM(ビーコム)。高い性能を有し、その分お値段もお高めだが、2万円を切るB+COM TALK(トーク)が新登場した。さっそく、その実力をチェックだ。 【画像】B+COM TALKを写真で解説(11枚)
インカム機能を備えつつ、お手頃価格の新ベーシックモデルが登場
現在、B+COMのラインナップは、最高峰のB+COM SB6XR(4万4000円)、スタンダードモデルのB+COM ONE(3万4980円)、リーズナブルなB+COM PLAY(1万2980円)が展開されている。SB6XRとONEはインカム機能があるが、PLAYはスマホとの接続機能のみのソロ専用モデルだ。 そんな中、10月に発売されたB+COM TALK(トーク)は、インカム機能を備えながら、1万9800円という買いやすい価格を実現。ONEとPLAYの間に位置する新ベーシックモデルだ。 上位機種と比べて稼働時間は短いけれど、インカム通話は約11時間、音楽再生は約12時間と十分。また、上級機種のインカム通話可能人数が最大6人なのに対し、最大3人に。グループ接続が簡単なB+LINK通話機能がなく、スピーカーの音質や音圧がグレードダウンされている。 とはいえ、B+COMやスマホなどのデバイスに2台接続でき、音楽再生、ハンズフリー通話、スマホの音声認識が可能と機能は十分だ。 さっそく実物を見てみよう。B+COMトークは、フルフェイス用のワイヤーマイクUNITと、ジェットヘルメット用のハイブリッドアームマイクUNITマイクを同梱した2タイプを用意。箱を開けて本体を確認すると、かなりコンパクトだ。 本体の横幅は93.9mm。カタチは似ているが、SB6XRが107mm、B+COM ONEが94.8mmなので、やはり小さい。
装着や接続は超カンタン、操作もシンプルだ
取り付けは非常にカンタンだった。工具やベースプレートを使わず、ベルクロをヘルメットの内外装に貼ったり、配線を這わせるだけ。本体がコンパクトなので、装着場所の自由度も高い。 そして操作もわかりやすい。ボタンは中央の丸型、上下のD1/2、ロゴパネルがあるB+COMの4つのみ。電源ONは丸型と上側D1の同時押し、電源OFFは丸型と下側D2の同時押しで行い、ボリューム調整は上下のD1/2、接続済みインカムとの通話はB+COMボタンでスタートできる。 ペアリングもとてもカンタンだ。B+COMトーク同士の場合、2台とも電源を入れてB+COMボタンを3秒以上長押しすると、ペアリング開始の音が流れる。親機のB+COMボタンを1クリックすると自動的に接続完了だ。 装着してヘルメットを被ると、スピーカーが薄いのが気に入った。筆者はふだん3000円以下の中華製ブルートゥースヘッドセットを使っている。インカム通話機能はないが、マイクを通じて電話や音声認識も可能だ。ただしスピーカーの厚みが13mmあり、長時間ヘルメットを被っていると圧迫されて耳が痛くなることも。 一方、B+COMトークの厚みは実測で最大10mm、最も薄い部分で6.5mm(ベルクロを除く)。スリムで耳が痛くならなかった。