フォーデンらと真イングランド黄金世代のエースと期待された男は プレミア《38戦0ゴール》ともがく現在
U-17W杯では得点王も獲得した
リヴァプールを離れ、シェフィールド・ユナイテッドに向かってから3年半。プレミアリーグで38試合に出場しながら、未だ0ゴールともがいている若きストライカーがいる。 ユース年代で高い評価を得ていたFWリアン・ブリュースターだ。 世代別イングランド代表の常連選手だったブリュースターは、U-17イングランド代表のエースとして2017年のU-17ワールドカップ制覇も経験した。しかもブリュースターはその大会で8ゴールを挙げて大会得点王に輝いていて、期待は大きかった。 当時のU-17イングランド代表には現マンチェスター・シティMFフィル・フォーデン、ドルトムントFWジェイドン・サンチョ、アーセナルMFエミール・スミス・ロウ、クリスタル・パレスDFマーク・グエーイらがおり、いわゆる真・黄金世代と期待されていた。 中でもフォーデンはワールドクラスの攻撃的MFへと成長しているが、ブリュースターは怪我もあって伸び悩んだところがある。リヴァプールでは主力になれず、2020年にシェフィールド・ユナイテッドへと完全移籍。 しかし、シェフィールドに移籍してからも通算75試合で5ゴールのみと寂しい成績だ。しかも5ゴールのうち、4ゴールはイングランド2部、残りの1ゴールはEFL杯で格下のカーライル・ユナイテッド相手に決めたものだ。プレミアリーグでは38試合で0ゴールと苦しんでいる。 英『The Star』によると、現在のブリュースターはひたすら自分のことを信じてサッカーに取り組んでいると語る。 「怪我もあったけど、それもキャリアの一部だ。僕は今でも自分を信じているし、ゴールを決めてシェフィールドへ加入した目的を果たせるはずだ。毎試合自分が前に進み続けられることを証明したい」 アンダー世代で活躍した選手がトップでも成功すると決まっているわけではないが、U-17ワールドカップ得点王まで獲得したブリュースターがプレミアで未だ0ゴールなのはショックが大きいか。今のところA代表は遠い目標となっていて、まずはプレミア初ゴールを決めたい。
構成/ザ・ワールド編集部