長野県代表として国体で健闘 自転車・黒澤さん 体操・松澤さん 長野県喬木村
鹿児島県で昨年開かれた「特別国民体育大会 燃ゆる感動かごしま国体」に出場した長野県喬木村の黒澤響冴さん(18)=飯田OIDE長姫高校3年=と松澤蒼史さん(15)=喬木中学校3年=が6日、村役場を訪れて市瀬直史村長に結果を報告した。 黒澤さんは自転車競技で90キロを走る「ロードレース」とトラックを周回する「スクラッチ」に出場。結果はロードレースが77人中33位、スクラッチは決勝に進出し、18人中11位だった。 両部門とも県予選では優勝しており「自信を持って挑むことができた」という黒澤さん。将来の夢は競輪選手で、この春からは自転車競技の強豪日本大学に進学する。大学では「競輪選手になるためのベースづくりに取り組みたい」と話した。 松澤さんは体操競技の少年男子団体総合に県代表チームとして出場。少年男子は高校生まで出場できるが、中学生ながら代表メンバーに選ばれた。 同種目は各チーム5人が6種目を行い、総合の点数で競う。松澤さんは「平行棒」での演技の出来栄えや正確さが高く評価されるなどの活躍を見せた。チーム成績は29チーム中28位だった。 松澤さんは「仲間と一緒だったから緊張せず演技ができた」。春からは長野東高校で競技に打ち込む予定で「鉄棒が苦手なのでもっとうまくなれるよう頑張りたい」と語った。 市瀬村長は、新たなステージで競技を続ける2人に「また全国大会に出場したら役場に報告に来て」と呼び掛け、「これからも体に気を付けて頑張ってほしい」とエールを送った。