「“相手を緊張させる”それがスターだから」秋元康の言葉に二宮和也も納得「やっぱり木村拓哉さんはすごかった」
◆木村拓哉のアドリブに「ドキドキしたなぁ」
二宮:それでいうと、やっぱり木村拓哉さんはすごかったですね。ご本人はそんなつもりはないんでしょうけど、例えば、“ここだけ撮れれば前後の余白は使わないだろうな”っていうところのお尻で、木村さんが「あいつどこ行った?」みたいな、今しゃべっている2人とは違う登場人物を指して「どこに行った?」っていう台詞を(アドリブで)足すんですよ、それにもう焦っちゃって、どこにいるかなんて知らないから。 だけど“二宮は「あの人が今どこにいるか知っている」ことまでバックボーンとして描いている”って、木村さんのなかのイメージにあるんですよね。だから“そこまで考えているのか”って、うすーく問われていたのかなって。 秋元:それもすごいね(笑)。 二宮:とはいえ、試しているわけではないんですよね。いやぁ 、ドキドキしたなぁ。 秋元:木村拓哉さんもそうですけど、黙っているときにピリピリ感を出せる人、スタッフも視聴者も含めて“え、なんだろう?”って、深読みしてくれるのがスターだなと思うよね。だから……ニノは、しゃべりすぎなんじゃない(笑)? 二宮:そう! 俺、しゃべりすぎているんですよ(笑)。 秋元:でも、そういう新しい形のスターがニノかもしれないよな。 二宮:ずっとしゃべっていますもんね。 秋元:それで、バラエティからYouTubeからSNSまで“すべてをやる”っていうさ。 二宮:今は本当に“全部やってみる”っていう状況ですよね。 秋元:そこから何かが決まってくるかもしれないしね。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)