大雪によるりんご被害深刻か 農家「今の時期にこれだけの雪の量は経験がない」 県りんご協会 2013年以来の豪雪対策本部設置
RAB青森放送
大きなりんごの木の上の方にまで雪が積もった弘前市の園地では… ★りんご農家 石岡昭夫 さん 「上の方に(伸びていた)それがもうストンと雪の重みで下に落ちてしまった」 ここ数日でふじの木9本が折れました。 枝を支える支柱も折れています。 被害の拡大を防ぐため連日雪下ろしに追われています。 ★りんご農家 石岡昭夫 さん 「異常ですよ 異常なのかこれが普通になっていくのかそれはわかりませんけどね」 県りんご協会はきょう豪雪対策本部を設置しました。 ★県りんご協会 内山国仁 会長 「今の時期にこれだけの(雪の)量というのは経験がないので相当な被害があるんじゃないかと予測ですけれども」 特にトキや王林など黄色い品種の葉が温暖化の影響で冬でも落ちにくくなり雪が積もりやすく、枝折れが多発しているということです。 また高密植栽培が普及してから初めての大雪で細長い木への影響を注視しています。 協会は生産者に雪を下ろすよう呼びかけるとともに弘前市などの自治体に進んでいない農道の除雪を要望しています。 協会は100億円前後の被害を受けた過去の大きな被害に匹敵する可能性もあるとしています。