債券上昇か、企業活動低調で米金利低下の流れ-日銀買いオペが下支え
(ブルームバーグ): 24日の債券相場は上昇が予想されている。米国の経済指標で企業活動が4カ月ぶりの低水準になったことを受けて中期債中心に米金利が低下した流れを引き継ぐ。この日実施される日銀の国債買い入れオペも相場を支える。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、米国債市場では購買担当者指数(PMI)の弱さを受けて債券が買われ、先物夜間取引が底堅く推移したことを受けて強含みと予想。「週末の日銀金融政策決定会合で国債買い入れ6兆円程度に関する文言をどうするか不透明感もあり、上値は重い」との見方も示した。
米総合PMI、今年の最低水準-雇用が2020年以来初めて縮小圏
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.865~0.885%(23日は0.88%で終了)、先物中心限月6月物は144円20銭~144円45銭(同144円23銭)。
先物夜間取引で6月物は23日の日中取引終値比1銭高の144円24銭で終えた。
日銀買い入れオペ
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(5月13日から債券市況は内容を拡充して配信します。午前の市場別動向に加え、午後からは株式・為替動向を追加した【日本市況】として国内の主要市場の動向を横断的に配信する予定です。ご不明な点やご質問等がある場合はihazama@bloomberg.netまでご連絡ください)
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Hidenori Yamanaka