【大学野球】神宮で斎藤佑樹以来の大フィーバー 楽天スカウトが明かした入団後の宗山塁の展望
ドラフト後、さらに上がる注目度
ネット裏で視察した楽天・後関昌彦スカウト部長は、宗山のプロ入り後の展望を明かした。 「当然、競争にはなりますが、(遊撃の)レギュラーを取ってほしい。レギュラーを取ってもらわないといけない。今季、(自己最多139試合に出場して)頑張った村林(村林一輝)にとっても、厳しい競争になる。プロなので勝負の世界。力のある者が生き残る。数字? 試合出場が多くなれば、それだけの結果が出てくると思います。ケガをせず、1年間、ゲームに出られるだけの強い体を作ってほしい。ウチには明治大学出身、同世代の東京六大学出身の選手も多いので、プレーしやすい環境下にあります。期待は大きいです」
ドラフト以降、さらに注目度が上がっても、試合後、宗山は淡々と振り返った。 「気持ちの変化はない。どういう立場になっても変わらない。堂々とプレーするだけです」と平常心を貫いた。そして、こう続けた。 「勝って終わるだけ。自分たちができることをやる」 法大2回戦で連勝して、勝ち点4に伸ばす。リーグ優勝の望みをつないで、5カード目を終えることしか頭にない。そして、早慶戦の結果次第だが、早大との優勝決定戦に向けた準備に入る。背番号10の主将は、可能性がある限り、明大のV奪還に集中する。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール