『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』GACKT×二階堂ふみ、まさかの続編に傑作の予感
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1147回】 シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 【写真全16枚】『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』/『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』 今回は、11月23日に公開された『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』と『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』をご紹介します。
映画館で観たい!『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』 今度は、関西の皆さんがターゲットです!?
2019年、魔夜峰央による同名ギャグ漫画を実写映画化した『翔んで埼玉』。「埼玉県民には、そこらへんの草でも食わせておけ!」といった強烈な“埼玉ディス”が話題となり、空前の“埼玉ブーム”を巻き起こすなど、まさかの大ヒットを記録しました。 そして、2023年。日本映画史にその名を轟かせた迷作にして名作『翔んで埼玉』の続編が、ついにスクリーンに登場。 今作の舞台は、埼玉を飛び出して、何と関西圏。前作で構築された独特の世界観はそのままに、バカバカしくも壮大なオリジナルストーリーが誕生しました。
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』のあらすじ
かつては、東京都民から迫害されていた埼玉県民。しかし、麻実麗と壇ノ浦百美を中心とした埼玉解放戦線の奮闘によって、東京への通行手形制度は廃止に。平和な日常を手に入れることができた。 そして、次なる野望を実現させようと、埼玉解放戦線は再び立ち上がる。今度は、海なし県・埼玉に海をつくることを計画。そのために、和歌山・白浜海岸を覆う美しい白砂を、埼玉に持ち帰ろうと言うのだ。 この無謀すぎる構想は、やがて大阪・京都・奈良・兵庫、さらには滋賀をも巻き込む事態となり、日本を東西に分かつ大騒動へと発展する……。
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』のみどころ
ダブル主演を務めるのは、もちろん麻実麗役のGACKTと、壇ノ浦百美役の二階堂ふみ。GACKTの麗しすぎるオーラや、二階堂ふみの突き抜けたコメディエンヌっぷりは、今作でも健在。いやむしろ、ますます磨きがかかったと言えるほどの存在感を放っています。 共演には加藤諒、益若つばさといった埼玉解放戦線のメンバーをはじめ、豪華な俳優陣が集結。“滋賀のオスカル”こと桔梗魁役の杏、冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃役の片岡愛之助。 そして藤原紀香、川﨑麻世、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、モモコ(ハイヒール)、山村紅葉。こうして名前を連ねるだけでも如何に色濃い顔ぶれか、お分かりいただけるでしょう。 しかも演じているのは、各々の出身地にちなんだキャラクターということで、キャストたちのハジけっぷりも最高潮。他の作品では観ることができない“新たな顔”に注目ですよ。