アニメ「葬送のフリーレン」第24話が放送

「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の同名コミックをアニメ化した「葬送のフリーレン」(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系／ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第24話「完璧な複製体」が、2月23日に放送された。一級魔法使い選抜試験受験者に襲いかかる彼らの複製体たち。これらを退けるべく受験者たちは策を講じる。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】メトーデからフリーレンを引き剥がす、ムッとした顔が可愛いフェルン(CV.市ノ瀬加那) ■襲いくる複製体相手に受験者は… 共に迷宮内に足を踏み入れたユーベル(CV.長谷川育美)とラント(CV.小松昌平)。2人の前に立ちはだかったのはユーベルの複製体だった。その襲撃にラントは深傷を負い、ユーベルは自身の複製体と1対1での戦闘を余儀なくされる。 互角の実力を持つユーベルと彼女の複製体。そこにユーベルの助っ人として姿を現したのは無傷のラントだった。彼は複製体のユーベルを撃破すると、負傷したラントは自身の分身であることを明かした。 その頃、受験者であるエーデル(CV.黒沢ともよ)、ドゥンスト(CV.こばたけまさふみ)、ブライ(CV.高橋伸也)は身を隠すことに全力を注いでいた。3人の前に立ちはだかったのは一級魔法使い・ゼンゼ(CV.照井春佳)の複製体。これに勝つことは難しいと判断したエーデルらは複製体が通り過ぎるのをひたすらに待つ。 しかし、この努力も虚しくゼンゼの複製体は3人を見つけて襲いかかる。決死の思いで複製体に精神操作魔法をかけようと試みるエーデル。しかし、心を持たない複製体に精神操作魔法は効かなかった。この結果、エーデルは本試験からの離脱を余儀なくされてしまう。 一方、複製体フリーレン(CV.種崎敦美)に足止めを食らっていたデンケン(CV.斉藤次郎)一行。そんな彼らの前に本物のフリーレンが現れる。彼らはフリーレンの弱点を探ることで複製体の攻略法を探ろうとするが、なかなか弱点が発見できない。 そんな中、「もしかしたら私、フリーレン様を殺せるかもしれません」と語り出すフェルン(CV.市ノ瀬加那)。そんな彼女を見たフリーレンは笑顔で「じゃあ作戦を立てようか」と答えた。 ■明らかになる試験官・ゼンゼの実力 本エピソードでは試験官であるゼンゼの実力を垣間見ることができた。幼げな容姿と足元まで伸びた長い髪が特徴の彼女の武器は、幾重にも魔法がかけられた髪だった。それらを自在に操ることで彼女は多彩な攻撃を実現していた。 ゼンゼの複製体と戦闘することとなったエーデルは、一撃の“質量”が弱点だと予測する。ゼンゼは手数を優先しており、その攻撃の一つひとつは防御魔法を打ち破るだけの質量がないとの仮説を立てたのだ。そのためエーデルは自身の周囲に隙間なく防御魔法を展開することで、複製体ゼンゼの攻撃を防ごうと試みる。 しかし、この施策は失敗に終わる。ゼンゼの操る髪は数が多いうえに、その一つ一つが強大な質量を持っていた。その結果、エーデルの防御魔法は打ち破られ、彼女は試験離脱を余儀なくされる。高い戦闘能力を持つゼンゼの複製体。一級魔法使い選抜二次試験通過にはこれを退ける必要がある。受験者たちはいかにこれと対峙するのだろうか？ 本試験通過における大きなカギとなるだろう。 ■視聴者をときめかせたフェルンのヤキモチ顔 受験者と複製体、両者による混戦が繰り広げられる一級魔法使い選抜二次試験。本エピソード放送中には多くの投稿がXに寄せられた。なかでも投稿が目立ったのは、メトーデ(CV.上田麗奈)にヤキモチを焼くフェルンに対してだ。 複製体フリーレン打倒のため、フリーレンの弱点を探るメトーデ。彼女はフリーレンの魔法耐性について調べるために抱きつく。それを見てヤキモチを焼くフェルン。その表情に「ムッとするフェルンさん可愛い」「嫉妬フェルン可愛すぎるだろおおおおおおおおぼぼぼぼ」といったコメントが寄せられた。結果、今週「フリーレン」と共に「フェルン」もトレンドワード入りを果たした。 ついに最大の敵、“複製体フリーレン”撃破に向けて動き出す受験者たち。次週の放送が待ち遠しい。 ◆文＝はるのおと ※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」