中学生活の目標、筆に込め 上市・白萩西部小6年生、書道パフォーマンス伸び伸びと
富山県の上市町白萩西部小学校の6年生9人が19日、同校で書道パフォーマンスに挑戦した。卒業を間近に控えた子どもたちに思い出をつくってもらおうと、地元の白萩西部公民館が企画。児童は「笑」「学」など中学校生活の目標を表す漢字や、好きな漢字1文字を伸び伸びと書き上げ、思いを新たにした。 白萩西部公民館(十文字一郎館長)が4年前から毎年実施している。デザイン書道作家の安井ちあきさん(舟橋村)が講師を務め、気持ちを込めて筆を運ぶようアドバイス。児童は大きな筆を使い、縦横ともに1メートルの和紙に思い思いの字をしたためた。安井さんの手本を参考にしながら真剣な表情で筆を運び、書き上げると満足そうに笑みをこぼしていた。 中学生になったらさまざまなことに挑戦したいという思いを込めて「挑」と書いた坂本孔生(こうき)君は「いつもより大きな筆で書くのが楽しかった」と笑顔を見せた。 自分の名前に入った「姫」の字をしたためた清水莉衣姫(りえる)さんは「緊張したけれど、上手に書くことができて良かった」と話した。
作品は、3月18日に行われる卒業式の会場に飾る。