数日後に迫る露大統領選挙 ウラル地方住民は冷めた反応
チェリャビンスク州、ロシア、3月13日 (AP) ― ロシア大統領選挙を数日後に控え、ウラル山脈南東部のチェリャビンスク州の「201」という変わった名前の小さな村では、住民がどこが投票所なのか分からないという。 今年の投票所は青色をした村の小さなスポーツ施設だといわれているが、建物のどこにも投票所を示す看板はない。 それだけでなく、現地で選挙運動を見たことがなく、中には投票に行かないという住民もいる。 3児の母である地元住民は、「投票には行きません。もう何もかも決まっているような気がするから」として、投票する意味がないと指摘。 有権者が直面している最大の障害は、悪路と雪だという。 この村は炭鉱周辺に生まれた数多い集落のひとつで、1932年に炭鉱が開山した後に設立された。 1990年代まで地域経済の主要部門は、石炭採掘と機械工学であり、ソ連最大の石炭・塩コンバインメーカーが拠点を置いていたが、その後この地域の鉱山はすべて閉鎖された。 (日本語翻訳・編集 アフロ)