“切り札”J・デュランが大仕事! アストン・ヴィラがバイエルンを下してCL連勝達成
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節が10月2日に行われ、アストン・ヴィラ(イングランド)とバイエルン(ドイツ)が対戦した。 CL初戦ではディナモ・ザグレブ(クロアチア)と激突し、9-2の大勝を飾ったバイエルン。2019-20シーズン以来のCL王者奪還を目指す同クラブは、今季開幕からここまで全公式戦無敗と好調を維持している。対するは、41年ぶりにCLを戦うアストン・ヴィラ。ヤングボーイズ(スイス)との初戦を3-0で制しており、本拠地『ヴィラ・パーク』で連勝を狙う。 試合は、序盤からバイエルンがボールを支配。アストン・ヴィラもコンパクトな守備網を形成して対抗するが、6分に右サイドでキム・ミンジェからのパスを受けたヨシュア・キミッヒが軽く運び、ゴール前の様子を見ながらクロスを送る。ピンポイントのボールにハリー・ケインが頭で反応。決定的なヘディングを放ったものの、GKに弾かれたことに加え判定はオフサイドだった。 22分にはアストン・ヴィラがセンターサークル内でフリーキックを獲得。左サイドに流れたボールをジェイコブ・ラムジーが回収し、リュカ・ディニュが滞空時間の長いクロスを蹴り入れる。ゴール前での混戦からジェイデン・フィロジーンが巧みにコントロールし、パウ・トーレスが押し込んでネットを揺らした。しかし、VARの確認により判定はオフサイドへ。アストン・ヴィラの得点は取り消された。 そんななか、27分にアクシデントが発生。アストン・ヴィラのラムジーが右足の付け根を痛めて座り込み、負傷交代でピッチを後に。代わりにレオン・ベイリーが投入された。 攻勢を強めるバイエルンは、39分に細かくパスを繋ぎながらアストン・ヴィラを翻弄。前線から降りてきたケインがポゼッションに参加し、ミカエル・オリーズへとボールを渡す。そのままドリブルで持ち運び、ボックス手前でカットイン。DFを剥がして放ったシュートは枠の左上に吸い込まれるが、GKエミリアーノ・マルティネスのビッグセーブに防がれた。 60分にはアマドゥ・オナナも負傷交代となったアストン・ヴィラ。それでも79分にホームチームが均衡を破る。バイエルンのフリーキックをGKエミリアーノ・マルティネスがキャッチング。パスを受けたP・トーレスが得意のフィードを前線に供給する。途中出場のジョン・デュランが抜け出し、GKマヌエル・ノイアーの位置を確認しながらダイレクトでシュート。頭上を通過しながらゴールに吸い込まれ、アストン・ヴィラが先制に成功した。 結局、そのまま試合は1-0で終了。アストン・ヴィラがCL連勝を飾った。第3節は10月22日から23日にかけて行われ、アストン・ヴィラは22日にホームでボローニャ(イタリア)と対戦。バイエルンは23日にアウェイでバルセロナ(スペイン)と対戦する。 【スコア】 アストン・ヴィラ 1-0 バイエルン 【得点者】 1-0 79分 ジョン・デュラン(アストン・ヴィラ)
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