【堀内恒夫コラム】勇気を持って高めにボール球を投げる V9左腕エース・高橋一三の投球改革!
日本ハム移籍後は投球スタイルを変えて鮮やかに復活した高橋一三
【堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!】 俺は日本プロ野球史上、最も優れたサウスポーの1人として、高橋一三さんの名前を挙げたい。一三さんは入団時から成長期、全盛期、成熟期の三段階を経て、自らの投球スタイルを変革していった。 一三さんは広島の北川工高(現・府中東高)から1965年に巨人へ入団。甲府商高から翌66年に同じく巨人へ入団した俺にとって、一三さんは1年先輩にあたる。 一三さんは、巨人と日本ハムに在籍した19年間の現役生活で、通算167勝132敗をマーク。巨人では歴代17位の通算110勝(78敗)の勝ち星を挙げている。その記録は巨人のサウスポーの中では、通算209勝(127敗)の中尾碩志さん、通算133勝(101敗)の内海哲也に続く歴代3位の輝かしい記録だった。 巨人で通算203勝(139敗)を挙げた俺はV9時代に通算129勝をマーク。俺よりもデビューが1年遅れた一三さんは・・・
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週刊ベースボール