NEWS小山慶一郎&平澤宏々路、ドラマ「高杉さん家のおべんとう」で初共演「コスメの話で盛り上がりました」
小山慶一郎が主演を務めるドラマ「高杉さん家のおべんとう」(中京テレビ・日本テレビ系全国ネット)が10月2日(水)にスタートする。 【写真を見る】ドラマ「高杉さん家のおべんとう」で高杉温巳を演じる小山慶一郎 柳原望の同名コミックをドラマ化した本作。三十路に突入した大学の研究員・高杉温巳(ハル/小山) が、ある日突然、亡くなった叔母の娘で中学生の久留里(平澤宏々路)を預かることに。当初はぎこちない2人だったが、弁当を通して心を通わせていく。 今回、クランクイン前の小山と平澤にインタビューを行った。ドラマの「高杉さん」が楽しみになるような、"和やかで温かいやりとり"をする2人に注目しつつご覧いただきたい。 ――本作出演が決まったとき、どんなことを思われましたか? 小山「芸能活動を始めて24年、グループも20周年を迎えたんですけど、じつは連ドラ初主演なんですよ。だから『まだ芸能活動でやってないことがあったんだな』という感覚です。驚きとともに新鮮な気持ちで受け止めましたね」 平澤「私も地上波連ドラヒロインは初めてで、素直に嬉しかったですし、連絡が来たときは、家族と飛び跳ねて喜びました。もともと家族が作品を読んでいたこともあって、いろいろ準備を手伝ってくれています」 ――脚本を読んでみて感じた物語の印象を聞かせてください 小山「ほっこりする内容で、いろんなかたちの愛情が描かれているなと思いました。特に『家族愛』は印象的でしたね」 平澤「インパクトが強いキャラクターが多いんですけど、そのなかでもそれぞれが一生懸命動いていて、どの話もほっこり・ほのぼの見られるドラマだなと思いました」 ――お二人が演じる人物について、どんなキャラクターなのか紹介してください! 小山「地理学を学んでいたら急に中学生の保護者となり、その子を育てていくという...普通の人生ではありえない感じなんですけど(笑)、(物語では、久留里を育てることに)奮闘するハルの成長が見られますし、彼女との関係も徐々に深まっていきます。そんな彼は、なんでも一生懸命やるのに空回りして...どこか憎めない"愛される"キャラですね」 平澤「久留里はしっかりもので節約に命をかけています。言葉がうまく紡げず、ちょっとミステリアスなので、周りから浮いちゃうんですけど、ハルや亡くなったお母さんに対しては子供っぽい一面を見せていて...反応がすごく可愛らしいんです」 ――それぞれのキャラクターの好きなところを教えてください 小山「お弁当作りのなかでいろいろ試してみるとか、久留里に対して一生懸命なところがとっても好きです。彼女に喜んでほしいがために頑張るところは素敵だなと思います」 平澤「久留里って独特な笑い方なんですよ。原作だと効果音が『はもーん』とか『もふーっ』ってつくんですけど、その柔らかい感情表現が好きで、それをうまく表現できたらなと思っています」 ――役とご自身との共通点があればお聞きしたいです。 小山「ハルは誰かのために一生懸命になれるんですよ。僕も自分の幸せよりも誰かの幸せを感じて『幸せだな』と思うから、そのあたりの感覚は近いなと思います」 ――自分を「◯◯男」に例えるなら? 小山「尽くし男!」 ――(笑)。例えば「メンバーの誕生日にはこんなものを渡した」など、今まで尽くしてきたエピソードはございますか? 小山「メンバーの誕生日はめちゃくちゃ気合いを入れる!2人にゴルフセットをあげたり」 平澤「えー!」 小山「あと、2人が主役をやったドラマに、たくさんお弁当を入れているんですよ。今回主役をやるから、やっと(メンバーからお弁当を)入れてもらえる(笑)!」 平澤「私は喋るのが好きだし、料理をするわけじゃないし、久留里とは共通点が少ないと思っていて。でも、私も久留里も人といるのが好きで寂しがり屋。そこはすごく似ているなと思います」 ――お二人は初共演だそうですね。お互いの印象を聞かせてください。 平澤「(初めて会った)ビジュアル撮影で、すごく一生懸命話しかけてくださいました」 小山「恥ずかしい!」 平澤「『いい意味で』ですよ(笑)!そのおかげで緊張もほぐれましたし、何を話しても必ず受け止めてくれるので、『柔らかい空気はハルそのものだな』と思いました。もともとは、真面目で勤勉な方というイメージだったんですよ」 小山「キャスターのイメージなんですよね」 平澤「それとはまた違った柔らかい空気を感じて、ちょっと安心しました」 小山「(平澤は)本当に落ち着いているから、こんなに年上の僕が言うのもあれですけど、心強いです。安定してる空気感みたいなものは素敵で魅力的だなと思いました」 ――今後、共通の話題になりそうなことはありそうですか? 小山「さっきコスメの話で盛り上がりました」 平澤「そうですね。いろいろと教えてもらおうと思っています」 ――平澤さんは9月21日が誕生日で、(インタビュー時点で)もうすぐ17歳ですよね。 小山「今16歳なの!?マジで!?ちょっとおじさんみたいなこと言うの申し訳ないけど、平成何年生まれなの?」 平澤「19年です」 小山「生まれる時にはもう俺はバリバリ(芸能活動を)やってるわけじゃん。すごいね...」 ――16歳だとメイクやスキンケアってどの程度興味があるんですか? 平澤「周りは中学生のときからなんですけど、私は遅くて高校生になってから興味を持ち始めました。最近はアイメイク、美容液、パック、化粧水とかにハマっていろいろ調べています」 小山「この間、パックを爆買いしてウチにいっぱいあるから、今度差し上げますよ(笑)」 平澤「いいんですか(笑)?」 ――お二人以外の共演者の方については、どんな印象をお持ちですか? 小山「今まで共演経験があるのが、半海一晃(風谷久郎役)さんと、市川由衣(香山玲子役)さん。市川さんは『クロサギ』(TBS系/2006年放送)で共演していて、(役で)結婚詐欺を仕掛けたから(笑)、めっちゃ懐かしいです。市川さんがどう記憶されているかは分からないけど、当時のお話ができたらなと思います」 平澤「市川さんは同じ事務所の先輩なので、現場でお会いできるのがすごく楽しみです。あと、小坂りいな役の大原優乃さんは、このドラマでもお世話になる二宮崇監督の『ゆるキャン△2』(テレビ東京系/2021年)でゲストに出させていただいたとき、ご一緒したので、またお会いできるのが楽しみです」 ――お二人とも二宮監督とはお仕事経験があるんですよね。関係性もできている分、現場の雰囲気も事前に把握しやすいのではないでしょうか 平澤「すごく話し合いをしてくださる監督なので、そこに関しての不安はないですね」 小山「俺も(不安は)なかったかも。二宮さんの人柄なんだろうけど、『話し合ってやろう』みたいな感じでやってくれるから(やりやすい)」 ――そんなドラマ撮影で楽しみにしてることを教えてください! 小山「明後日クランクインで、最初に久留里と接するシーンから撮るんですけど、そこで久留里との距離感や関係値とか、細かいことが決まってくると思うので、丁寧にやりたいですね。楽しみです」 平澤「いろんな料理が出てくるし、食材を生かしたレシピも出てくるので、食べものが楽しみです。現場でも実際に作ったり、作っているのを見たりもするだろうから、自分のためにもなるだろうなって」 ――お弁当がキーワードとなる本作。お二人がお弁当に入っていてほしいと思うおかずは? 小山「弁当だと肉、肉...って続くこともあるじゃないですか。今は(体を鍛えているのもあって)めちゃくちゃタンパク質を欲しているんで、魚か鶏が選択肢にあると嬉しいです」 平澤「私は梅干しが好きなので、梅干しが入っていたらなんでもいいです。普通の味はもちろん、カリカリ梅、はちみつ漬けとか...梅干しがあったら満足しちゃいますね」 ――くるりは「節約大好き」ということですが、お二人は逆に「ここにはお金をかけている」というものはありますか? 平澤「『お金をかける場所間違っているだろ!』って言われるかもしれませんが、洋服に関してはほとんど興味がないのに、ぬいぐるみとカプセルトイにはお金をかけるんです」 小山「どうやらベッドの周りが(ぬいぐるみで)半端じゃないらしいですよ」 平澤「カプセルトイは、自分のお小遣いで見つけるたびに回しています」 小山「お小遣い制なの...?てか俺たち(スタッフや記者を含めて)、久々に『お小遣い制』って言葉を聞いたからそれに驚いてるのよ。(スタッフや記者のなかに)若い子いたらごめんね(笑)」 ――(笑)。小山さんはいかがですか? 小山「みんなが驚くのはテントかな。テントを5個持っていて。そんなにいらないんだけど...ぬいぐるみを買うのと一緒というか」 平澤「(笑)」 小山「グループキャンプ用とか少人数用とか、それぞれ用途が違うし、キャンプ用具って本当に(集め出したら)キリがない。でも、その結果、今キャンプ番組をやれているから良かったです(笑)!」 取材・文=浜瀬将樹
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