【特集】「金メダルを獲って、連覇して日本に帰りたい」 試練乗り越え、掴んだ夢舞台 東京五輪女王の誓い スケートボード・四十住さくら
■「すごくショックだった」 パリ五輪まであと1年 苦難と試練の日々
今回の主役は、東京オリンピック金メダリストの四十住さくら(よそずみ・さくら)選手。パリオリンピック代表争いを見事勝ち抜き、日本代表に内定しました。 順風満帆なキャリアに思える四十住選手ですが、代表内定への道のりは険しいものでした。 (四十住)「こけた時に立てなくて、なんかおかしいなって感じて…。後十字靭帯が断裂してしまっていたんですね。残念でしたね、すごくショックでした」 怪我当時、パリ五輪まで残されていた期間は、およそ一年間。焦る気持ちとは裏腹に、なかなか思うように練習ができない日々が続きました。
■「怪我をして良くなったこともあった」 怪我を機にトレーニングに挑戦 別競技からも学び
苦しい状況をなんとか変えたいと、四十住選手が新しく始めたのが、トレーニングでした。実は、これまで本格的なトレーニングはしてこなかったと話します。 (四十住)「怪我をして、トレーニングをするようになりました。すごく筋肉もついて、着地とかも結構きれいになったので、怪我をして良くなったこともあります」 トレーニングだけでなく、別競技への挑戦も大きな学びになったそうで…。 (四十住)「卓球とかも勉強になりました。ボールがいったところに体を動かすっていうのが、スケボーの540とかに生かせるなと…。【(スケボーの)着地が見えたところに合わせにいくのに似てる】っていうのを聞いて、やったほうがいいかもと思って始めました。考えながらやってはいますが、結局は楽しんでやっていますね」
■「連覇できるのは私しかいない」 東京五輪女王が描く、夢舞台での活躍
怪我に負けず、これまで地道な努力を重ねてきた四十住選手。そうして迎えたオリンピックイヤー、3月のドバイ大会。女王の復活を感じさせる滑りで6位に入賞すると、続く上海大家では見事3位に入賞。 (四十住)「1年前に怪我をしてから、表彰台に全然のれていなかったので、表彰台に戻ってくることができたことが、1番うれしいです」 代表争いを戦い抜いた、四十住選手。世界ランク3位でパリへの切符を手にした四十住選手には、大会にかける強い思いがありました。 (四十住)「(怪我当時は)結構、落ちるところまで落ちたんですけど…。でも、まだ(パリ五輪までは)1年あるなと思って、諦めてはいなかったです。東京で金メダルを獲って連覇できるのは私しかいないので、全力を出し切ってパリでも金メダルを獲って、連覇して日本に帰りたいなと思います」 努力の積み重ねの果てに掴んだ、夢舞台への切符。女王の連覇と笑顔の帰国に、大きな期待が寄せられます。 (「あすリート(読売テレビ)」7月6日放送)
読売テレビ
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