ボクシング元世界ヘビー級3団体統一王者フューリーが総合格闘技転向睨みUFC戦士コナー・マクレガーと異色合体
ボクシングの元世界ヘビー級3団体統一王者のタイソン・フューリー(31、英国)が総合格闘技への本格転向を視野に、UFCの元2階級王者、コナー・マクレガー(31、アイルランド)との合同トレーニングを計画していることを明らかにした。アイルランドの「RTEラジオ1」のインタビューに語ったもので、複数の格闘技専門メディアも続報で報じた。 フューリーは、昨年12月にWBC世界ヘビー級王者、デオンティ・ワイルダー(34、米国)と対戦、ダウンを喫しながらもドローに持ち込んだ。今年9月には、オット・ワリン(29、スウェーデン)とノンタイトル戦で対戦し、途中、目をカットして大流血しながらも判定勝利を収めている。来年2月22日には、そのワイルダーとの“世紀の再戦”が決定しているが、総合格闘技(MMA)への興味を抱いており、ボクシング専門メディアの「ボクシング・シーン」によると、「“MMAに参加したいのなら私がトレーニングするよ”とコナー・マクレガーからの申し出があった。コナーは非常に素晴らしい格闘家だと思う。彼より優れたトレーナーがいるだろうか」と語ったという。 コナー・マクレガーは、UFCの2階級制覇王者で、2017年にはボクシングの無敗の元5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア(42、米国)と巨額なファイトマネーが動くボクシングマッチで対戦、10ラウンドにTKOで敗れている。フューリーと舌戦を繰り広げていた因縁の相手でもあるが、今回、元世界ヘビー級3団体統一王者のMMAへの本格転向を手助けするため、マクレガーの方から合同トレーニングを申し入れた。 フューリーは、先日、英国リバプール在住のUFC戦士でUFCウェルター級のタイトルに挑戦したこともあるダレン・ティル(27)からMMAのトレーニングを受けている。 その上で、マクレガーの申し入れに対して、「コナーと一緒にトレーニングするのを楽しみにしている。彼は、すぐにでもダブリンに来るだろう。私は先週、リバプールのダレン・ティルからMMAトレーニングを受けた。新しいチャレンジを本当に楽しんでいる」と受け入れる姿勢を明らかにした。