「立って演技をしたい」西田敏行さん 出演予定だった“幻のドラマ”にかけていた壮絶覚悟…亡くなる前日もジムに
「出演予定だった連続ドラマに、西田さんは並々ならぬ熱意をもって臨んでいたんです。まさに亡くなられた当日はその打ち合わせの予定も入っていたそうで……。本当に残念としか言いようがありません」(西田さんの知人) 【写真あり】亡くなる2週間前、車いすや杖を使うことなく車に乗り込む西田さん 10月17日に虚血性心疾患のため、亡くなった西田敏行さん(享年76)。 「数多くの作品に出演していたこともあり、いまも追悼の声が上がっています。 親友として知られる松崎しげるさん(75)は、11月14日に放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)で西田さんの葬儀の様子を語っていました。 お骨を拾った際に『体の中にあんなに……ホチキスみたいな金属がいっぱい出てきて。こんな体で頑張っていたんだって……』と、満身創痍だった西田さんの体を目の当たりにした衝撃を明かしています。 同時に『(こんな体なのに)あんた、弱音一回も吐いたことないよねって。本当にすごかった』と役者としての姿勢を称賛していました」(スポーツ紙記者) 長年にわたり数々の名作に出演してきた西田さん。しかし、晩年は病気との闘いの連続だった。 ’01年に首の骨が変形して手足のしびれが起きる頚椎症性脊髄症を発症。’03年には心筋梗塞で緊急入院、’16年には自宅のベッドから転落して頸椎亜脱臼と診断され、その手術の直後には胆のう炎を発症してしまう。 「近年の西田さんは、私生活のみならず撮影現場でも車いすや杖が欠かせない状態でした。 実際にここ数年に出演した作品となると、’21年の『俺の家の話』(TBS系)では、主演の長瀬智也さんが車いす姿の西田さんを介護するという話でした。 ’22年の『鎌倉殿の13人』(NHK)でも座っているシーンが多かったのですが、それでも撮影中にうずくまってしまうこともあったそうです」(芸能関係者) 最後の公の場となった10月8日の劇場版『ドクターX』の完成報告会見でも、西田さんは座ったままだった。 「亡くなる前、実は次のドラマ出演が決定していたのです」 と明かすのは、あるテレビ局関係者だ。