野沢尚氏の人気小説が舞台化 主演の石黒賢「とてもうれしい」医学部生役に岡本圭人「心を動かされた」
「眠れる森」や「坂の上の雲」など多くのヒットドラマを手がけた作家・脚本家の野沢尚氏の人気小説「反乱のボヤージュ」が舞台化され、新橋演舞場(来年5月6~16日)と大阪松竹座(6月1~8日)で上演されることが4日、分かった。 学生寮を舞台に大人社会とのはざまで闘う若者たちの葛藤と成長を描く青春群像劇。01年にはテレビ朝日系でドラマ化された。舞台版となる今作では、主演は俳優・石黒賢(58)が務め、学生寮の舎監・名倉憲太朗役。寮で暮らす医学部一年生の坂下薫平役は、岡本圭人(31)が務める。 石黒は「今回の話をいただき、野沢さんの原作作品に出演できる、とてもうれしいというのが最初の感想」と回想。そして「岡本圭人さんとの初共演も新鮮で、良いケミストリーが生まれると良いと期待しています」と意気込んだ。 岡本も「原作を読み、心を動かされとても感動しました。この物語は、今のこの時代に、上演するべきだと思いました。精いっぱい、坂下薫平として生き、稽古に励みます」と語った。共演には大内リオン、加藤虎ノ介、南沢奈央、益岡徹らが名を連ね、脚本・演出は劇作家・鴻上尚史氏が担当する。