5人負傷の新橋ビル爆発、現場監督ら2人を書類送検…3階で蓋に触れて階下でガス充満か
東京都港区新橋で昨年7月、雑居ビルが爆発して5人が重軽傷を負った事故で、警視庁は17日、ビル内装工事の現場監督だった会社員の男(37)(練馬区)と作業員の水道業の男(62)(同区)を業務上過失致傷と業務上失火容疑で東京地検に書類送検した。 【図解】一目でわかる…「新橋ビル爆発」はこうして起きた
発表によると、2人は昨年7月3日、ビル3階の空き店舗で内装工事中、誤ってガス管の接続部を脱落させて都市ガスを2階のバー店内に充満させ、爆発事故を起こした疑い。バーの店長が付けたライターの火がガスに引火して爆発し、男女5人が負傷、周辺のビル5棟や車5台も壊れた。
警視庁は、2人が事前に配管を図面で確認するなどの安全確認を怠り、ガス管の蓋を工具で外そうとした衝撃で床下の配管が外れたと判断した。2人は任意の調べに「ガス管と確認しないまま作業をしていた」などと容疑を認めたという。