筒香嘉智、初スタメン無安打も「感覚はいい。見え方はすごくいい」 ド軍開幕投手の156キロを攻略できず
「オープン戦、ドジャース6―4ジャイアンツ」(12日、グレンデール) ジャイアンツの招待選手としてオープン戦に出場している筒香嘉智内野手は「8番・指名打者」で初のスタメン出場で2打数無安打1四球。2年ぶりメジャー復帰に向けてアピールできなかったが、「感覚はいい」。今オープン戦は5試合に出場し、打率・125、OPS・425。 ドジャースの大谷とDH対決となった筒香は二回の打席で右飛。開幕投手に決まっているグラスノーに対し、カウント2―1から高めに抜けた直球にバットが止まらず、空振りを取られて追い込まれた後、158キロ直球をとらえたが、右中間に飛んだ打球は失速した。「ちょっと先だったんで、抜けるか、捕られるかなという感じでした」と振り返った。 4点を追う六回の第2打席は初球、高めの153キロ直球を見折りストライク、高めのスライダーをファウルにして追い込まれる。2球連続で際どいコースを見極めてカウント2―2と粘りを見せたが、最後は156キロ直球をとらえきることはできなかったが、「感覚としては見え方もいいんで、あとは結果だけ」と前を向いた。 八回の打席は四球。フルカウントから高めに浮いた球をしっかり見送って一塁へ歩いた。 筒香は昨オフにジャイアンツとマイナー契約を結び、招待選手としてオープン戦に出場。2月下旬に腰痛を発症して戦線離脱し、調整遅れが心配される中、10日のホワイトソックス戦から復帰。2試合連続途中出場をへてこの日、初めてスタメンで起用された。