『LINEを執拗に尋ねる』『写真を多数撮影…』大阪大の助教が複数の女子学生にハラスメント行為 助教らはすでに退職し処分されず
大阪大学は大学院生に向けに実施しているプログラムで、女子学生に対して教員による複数のハラスメント行為があったと発表しました。 大阪大学によりますと、去年1月、フィールドワークなどに取り組む「共生」をテーマにしたプログラムの元履修生の女子生徒から、授業の雰囲気について改善を求める相談があったということです。 その後、大学が受講生らに聞き取り調査を行ったところ、2016年度~2018年度を中心に、4人の男性助教から、複数の女子学生が『LINEの連絡先を執拗に聞かれる』、『写真を多数撮影される』など、複数のハラスメント行為が発覚したということです。 ハラスメント行為をしていたとされる4人の助教はすでに退職しているため、大学側は処分などを行っていません。 大学は、教員の上層部が男性教授だけで固められ、履修生や女性教員がハラスメントについて相談しにくい状態にあったことを認めたうえで、今後、ハラスメント窓口の体制を見直すなどの案を示しています。