マンCからの関心が報じられているルーカス・パケタ [写真]=Getty Images

　マンチェスター・シティがウェストハム所属のブラジル代表MFルーカス・パケタ獲得に向けた動きを強めているようだ。9日、『デイリーメール』や『イブニング・スタンダード』など複数のイギリスメディアが伝えている。 　現在26歳のパケタは中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。母国の名門フラメンゴの下部組織出身で、2016年にトップチーム昇格を果たすと、その後はミランとリヨンを経て、2022年夏にウェストハムへ完全移籍加入。初年度はヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）制覇に大きく貢献し、2年目の今シーズンもここまで公式戦36試合の出場で8ゴール7アシストをマークするなど主力として活躍している。 　マンチェスター・シティは昨年夏にもパケタの獲得を画策。交渉は順調に進行していたものの、同選手に賭博違反の疑いが浮上し、イングランドサッカー協会（FA）や国際サッカー連盟（FIFA）の調査対象となったことで交渉は決裂した。それでも、同クラブは動向を注視し続け、FAやFIFAによる調査結果次第では、今シーズン終了後に再び獲得に乗り出す可能性が高いと伝えられている。 　今回の報道によると、マンチェスター・シティは今夏の移籍市場での獲得を目指しており、かねてから選手側との交渉を行なっていたとのこと。クラブ間での交渉に先立ち、既に給与等の個人条件で合意に達したようだ。なお、同クラブは昨年夏に移籍金として8000万ポンド（現在のレートで約154億円）以上を提示したと報じられているが、パケタの今シーズンの活躍により、ウェストハムはさらに高い金額を要求する可能性が高いという。 　度々ステップアップの可能性が報じられてきたパケタ。果たして来シーズンからマンチェスター・シティの一員となるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。