【速報】JR京都線で相次いだ「車両や信号トラブル」JR西日本が謝罪 原因は「長さオーバーの貨物列車誤って駅に進入」など 通勤ラッシュ時に京阪神で大混乱 22万人に影響
11日~12日にかけJR京都線で車両トラブルや信号トラブルが相次ぎ、列車の運転見合わせや遅れが出ていた問題で、JR西日本は記者会見を行い、謝罪しました。 【画像を見る】ハローキティのラッピング車両『はるか』からはしごで降車 歩いて避難する乗客たちの様子 このうち信号トラブルの原因について、JR西日本は指令員が駅ホームに入れる車両をオーバーした貨物列車を誤って進入させたことが原因だったと明らかにしました。 6月11日夕方、JR京都線の上り・茨木~千里丘間を走行中の特急「サンダーバード33号」から周囲に列車を緊急停止させる信号が出された車両トラブルの影響で、京都線・神戸線の米原~播州赤穂など運転を見合わせ、約9万5000人に影響が出ました。 また、11日深夜には、JR京都線の向日町駅構内で、信号トラブルがあり、琵琶湖線・JR京都線の「野洲~大阪」間で一時運転を見合わせました。 さらに12日午前6時40分ごろ、茨木駅の構内に停車している貨物列車が、出発信号が赤のまま変わらないことに気付きました。その影響で、後続の関空行き特急『はるか3号』は、摂津富田駅~総持寺駅の間で停車しました。乗客は線路上で列車を降りて、歩いて踏切から退出し、最寄り駅まで徒歩で移動しました。その後、信号そのものは復旧しましたが、発生から10時間以上、京阪神の広い範囲で遅れが続き、約12万5000人、111本の列車が運休するなどの影響が出たということです。
JR西日本は会見を開き、それぞれの輸送障害について、謝罪し、一連の輸送障害について約22万人に影響が出たと明らかにしました。また、輸送障害の原因について、次の通り明らかにしました。 《6月11日夕方の車両トラブル》:車両挙動装置に繋がる配線のコネクタ部の不具合 《11日深夜発生の信号トラブル》:停電時に信号装置を自動で回復させる機能が実装されていなかったため 《12日発生の信号トラブル》:担当指令員が駅に進入できる車両数を誤って認識し、車両をオーバーした貨物列車を誤って進入させた JR西日本は、「ご利用のお客様に多大なご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。引き続き再発防止に努めてまいります」とコメントしています。