「自民党政治への不信広がっていた」共産新顔の堀川朗子氏が初当選
衆院選で京都2区に立候補した共産新顔の堀川朗子氏(38)が、比例近畿ブロックで復活当選を果たした。学生の学費負担の軽減などを公約に掲げてきた。27日深夜、京都市中京区の党府委員会に集まった関係者らに、「国会での最初の仕事は、学費問題で自民党政治に実態を突き付けることをぜひやりたい」と抱負を述べた。 【写真】引退表明した共産党のベテラン穀田恵二氏(右)と比例復活で初当選を果たした堀川朗子氏=2024年10月27日、京都市中京区、清水謙司撮影 京都府内の党関係者が期待する若手候補として臨んだ選挙戦。「裏金問題をきっかけとして、自民党への国民の不信が大きく広がっていたと思う」と印象を語った。京都2区では自民新顔の候補を約1千票上回り次点となった。 京都2区で勝利し、11選を果たしたのは維新前職の前原誠司氏。「悔しい結果だが、自民党政治も維新政治もだめとなったときに、真正面から対決できるのは私だけ。そこへの期待は実感することはあった」と振り返った。 府内からの衆院議員として長く国会で活動し、今回の衆院選を前に引退を表明した穀田恵二氏の事実上の後継者との見方もある。 党府委員会で堀川氏を祝福した穀田氏は「堀川さんが後を継いでくれる。前途洋々」などと述べた。(清水謙司)
朝日新聞社