「1万円で売れば元取れる」 大阪・関西万博のリング、表札利用で6200万枚に 学生が訴え
大阪・関西万博開幕1年前イベントが全国各地で行われる中、13日に開いた大阪市のイベントで、大阪府立箕面高校のグループから木造建造物「大屋根(リング)」で使用される木材の閉幕後利用の提案があった。 【関連写真】「ミャクミャク」や学生ら 学生のプレゼンでは、リングは約6200万枚分の家の表札になると試算。1枚1万円で販売すればリングの建造費を上回る収益が出るとし、会場からは拍手喝采を受けた。 また、会場には、「絶滅を選ぶな」の恐竜キャラクター「フランキー」が登場。初来日した国連開発計画(UNDP)のフランキーが「気候変動から人類を救え!」と訴えた。 大阪市北区の大阪工業大学常翔ホールで開かれた開幕1年前イベントは「グローバルトークイベント~SDGsについて考えよう~」。来年の万博ではSDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献が開催目的の1つになっている。 イベントでは日本国際博覧会協会のウスビ・サコ副会長が基調講演。次いでUNDPのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)のボアズ・パルディ氏が登壇し、「世界で化石燃料に対して依然4200億ドルの補助金が出ている。これでいいのか。行動して欲しい」と世界中でのアクションを呼びかけた。 パルディ氏の講演中にフランキーが登場、通訳を介し「気候変動から人類を救え!絶滅を選ぶな」と訴えた。 フランキーはUNDPの恐竜キャラクターとして初来日、14日まで国内各地を回った。今回のイベントではオーストラリア、オランダ、ドイツの担当者がパビリオンの内容を説明した。
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