25日(火)は全国的にPM2.5「非常に多い」予想 東京・大阪・福岡ほか北海道から九州にかけて 今週は「非常に多い」続く地域も 呼吸器系や循環器系に疾患ある方は注意
25日(火)は北海道から九州にかけて全国的にPM2・5の濃度が非常に高いと予想されています。 【画像で確認】3時間ごとのPM2.5 濃度予測シミュレーション(7月1日まで)&全国PM2.5週間予報 九州大学応用力学研究所の竹村俊彦主幹教授らが中心となって開発している「SPRINTARS」の予測によると、25日(火)は北海道・東北・首都圏・北陸信越・東海・近畿・中国・四国・九州北部でPM2.5の濃度が「非常に多い」と予想されています。また九州南部も「多い」予想となっています。 SPRINTARSでは、PM2.5について「非常に多い」「多い」「やや多い」「少ない」の4つの段階で予想しています。「多い」は日本の環境基準値程度の濃度で、「非常に多い」では注意喚起が必要なレベルの濃度としています。 【詳しく見る】SPRINTARSによる3時間ごとのPM2.5予測(7月1日にかけて) ■高濃度のPM2.5予想でも なかなか発表されない注意情報 PM2.5は大気中に浮遊している2.5μm(1μm=1mmの千分の1)以下の小さな粒子のことです。非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患への影響のほか、肺がんのリスクの上昇や循環器系への影響も懸念されています。 国の環境基準では「1年平均値が 15µg/㎥ 以下であり、かつ、1日平均値が 35µg/㎥以下であること」と定められています。また、注意喚起のための暫定的な指針となる値を1日平均値70µg/m3 と定めています。 高濃度のPM2.5が実際に観測されると自治体から情報が出ることになっていますが、その発表基準の値は多くの人に影響が出るかなり濃いレベルに設定されており、最近ではほとんど発表されていません。 一方で、情報が発表されないもう少し濃度が低いレベルでも、子どもや高齢者、呼吸器疾患や循環器疾患がある方は、影響を受ける可能性があるともいわれています。 この先、7月1日までのPM2.5 週間予報では、首都圏や西日本などではしばらく「非常に多い」予想となっています。
呼吸器系や循環器系に疾患のある方はご注意ください。
中国放送
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