トランプ・石破会談 困難な情勢 総理「決まってない」 人事多忙で会えず?
15日にペルーで日中・日米首脳会談に臨む石破茂総理大臣。南米訪問の後アメリカを訪問し、トランプ氏との面会を模索していましたが、日程の調整が難航しています。 【画像】会談できる可能性は0ではない? 専門家「外務省のトランプチームがアイデア」
■20日にトランプ氏と会談を模索
「奈良の柿PRレディ」らの表敬訪問を受けた石破総理。試食で出された柿を黙々と食べます。 石破総理 「みんな食べていいの」 「(Q.お味はいかがでしょうか?)夢中で食べちゃった」 甘い柿を堪能した石破総理ですが、取り巻く環境は甘くはありません。少数与党となり、内政で独自色を発揮しにくいなか、外交で成果を上げることができるのでしょうか。 石破総理がAPEC首脳会議に出席するため、14日に南米ペルーへ出発しました。焦点となるのはアメリカと中国、2つの大国との関係構築です。 石破総理 「2カ国の間にはいくつかの問題もある。また共通に目指していかねばならない問題がある。そういうことに率直な意見交換をして参りたいと考えている」 外遊の到着初日から、中国の習近平国家主席と初めての首脳会談に臨みます。石破総理は日本産の水産物について、輸出再開の時期などを引き出したい考えです。 外務省幹部 「トランプ政権をみすえ、日中両国とも安定した関係を望んでいる」 その後、ブラジルでG20首脳会議に出席し、石破総理は帰国しますが、20日に経由地のアメリカでトランプ次期大統領と会談することを模索していました。
■会談できる可能性は0ではない?
さかのぼること8年前、世界の誰よりも早くトランプ氏と会い蜜月関係を築いた安倍元総理。大統領選から9日後の電撃訪問が、その後の両者の関係を決定付けました。 前例にならおうと、石破総理は早いタイミングでの直接会談を探っています。 上智大学 前嶋和弘教授 「トランプさんの方は、まだそんなタイミングではないのです。ずっと今、人事をしていたり、まだ忙しすぎるのです」 実際、石破総理もこのように話していました。 石破総理 「トランプ(次期)大統領との間においては、まだ具体的なことが決まっているわけではありません」 しかし、会談できる可能性は0ではないといいます。 前嶋教授 「ずっと外務省がトランプチームをもう作って動いてましたので。そのあたりからアイデアが出てきているんだと思います。もし会えたら、それは外務省側がかなり頑張ったのだと思います」 (「グッド!モーニング」2024年11月15日放送分より)
テレビ朝日