今永昇太、4勝0敗の防御率0.98で1945年以来の記録を作る
シカゴのルーキー左腕による快進撃が止まらない。
カブスの今永昇太は現地4月26日、敵地フェンウェイパークでのレッドソックス戦に先発登板すると、MLBキャリア最長の6回1/3を投げ、5安打1失点、7奪三振1四球の快投でクオリティ・スタートを達成し、今季4勝目を挙げた。
ボストンの地元紙『ボストン・グローブ』は試合後、電子版に「カブスがレッドソックスに快勝した試合で、ルーキーのショウタ・イマナガが投げる以前、彼はオフシーズンにおけるレッドソックスのトップターゲットだった」と題した記事を掲載し、左腕がボストンで見せつけたパフォーマンスを詳報した。
記事ではオフシーズンの今永について、「2023年のNPBの奪三振王である左腕のショウタ・イマナガは、レッドソックスの獲得リストの上位にいた。実際のところ、レッドソックスは左腕の獲得に積極的だった球団の1つだった」と伝えた、
その上で、レッドソックスのアレックス・コーラ監督による「皆がヤマモトについて話をしていたのは私も承知していた。しかし、この男(今永)も良い選手なんだ」とのコメントを引用しつつ、「そのコメントの数時間後、レッドソックスはフェンウィパークでカブスに1-7で敗れた試合で、彼らが口説こうとしていた投手による特筆すべき一幕を垣間見た」と伝えた。
続けて記事では、レッドソックスのクレイグ・ブレズロウCBOによる「彼が最初の数試合で、このような(1.00未満の)防御率をマークすることは予想できなかったが、我々は彼がかなり才能のある投手であることは知っていたんだ」。
「彼の今の姿を予期するのは不可能だったが、日本で彼が発揮してきた才能とパフォーマンス、そして我々が彼に対して、こっちでできるであろうと感じていたことを併せると、彼はとても魅力的な存在だった」との言葉を伝えている。
一方、『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は試合後、「ショウタはカブス史上例のないスタートを切っている」と題した速報記事を投稿。