韓国・市民を襲った鹿、3日間の追跡の末に麻酔銃で捕獲
【11月12日 KOREA WAVE】韓国京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)は9日、市民2人を襲って負傷させた鹿を麻酔銃を使って捕獲したと発表した。担当者によると、捕獲したのは同日午前9時ごろ。場所は同市長安区(チャンアング)の農場で、作業開始から3日目にしてようやく捕獲に成功した。 鹿は6日午前1時ごろ、光敎(クァンギョ)湖水公園で30代男性に襲いかかり、角で左腹部と右足の付け根にけがをさせた。さらに、同日午前5時22分には光敎貯水池付近で60代女性を攻撃し、重傷を負わせた。市は飼育されていた鹿が逃げ出した可能性が高いとみている。 現行法では飼育された鹿は法定管理動物ではないため、自治体が直接捕獲することはできない。しかし、市は市民の安全確保のため、7日に捕獲活動を開始した。 水原市は所有者を特定するため調査を進めており、鹿はそれまで忠清南道牙山市(チュンチョンナムド・アサンシ)の農場で一時保護される。市関係者は「所有者が見つからない場合、飼い主不明の動物として譲渡手続きを進める」としている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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