猫になって夜回りするTRPG『夜のあしあと』のゲームシステムが公開。魔法が息づく夜をパトロールし、なわばりやヒトの平穏を守っていく「サタスペ」「シノビガミ」の河嶋陶一朗氏による新作テーブルトークRPG
KADOKAWAが展開する富士見書房の文庫レーベル・富士見ドラゴンブック編集部は12月26日、猫になって夜回りをするテーブルトークRPG『夜のあしあと』の公式サイトを公開した。 『夜のあしあと』のルールブック価格は税込1980円で、発売日は2024年1月19日を予定している。 『夜のあしあと』は、猫になって一晩の冒険を楽しむテーブルトークRPGだ。プレイ人数はゲームマスターが1人、プレイヤーが2~4人となっており、1回のセッションあたりに必要なプレイ時間は2~3時間としている。 本作の舞台は人間が普段のように過ごしている「昼」の領域と、人知れずその支配が崩れ魔法が息づく「夜」の領域という、ふたつの側面を持った世界だ。猫たちはヒトの寝静まった夜をパトロールし、時には異世界から現れる「ヨナ」と呼ばれる来訪者を追い払って、なわばりやヒトの平穏を守っていくことになる。 本作ではプレイヤーは演じたい猫の生き方に応じて「野良猫」、「飼い猫」、または夜の魔法で猫になってしまった存在である「迷い猫」のいずれかを選び、自らの分身であるPC(プレイヤーズキャット)としてゲームをプレイしていくことになる。 ゲーム中では、猫同士の集会(ギャザリング)を行い、ほかの猫とチームを組んで団地や広場、ヒトの町を行き来しながら事件を調査していく。猫たちは夜にだけ使える魔法を持っており、夜中には異次元の来訪者「ヨナ」との戦闘になることもある。 また本作では、猫が気まぐれな生き物ということを反映した「気持ち」という特徴的なシステムも搭載。PCたちはそれぞれ最大3つの気持ちを持ち、その気持ちによって取れる行動が変化するという。またそれぞれの猫の生き方によって、なりやすい気持ちも変化するようになっているとのことだ。 このほかにも本作では、ヒトの言葉の多くを理解していない猫の視点を反映し、「ごはん」「おやつ」などのよく覚えている言葉以外を喋ってはいけない“禁句”システムや、その“禁句”となっている経験を猫になりきって表現し、概念を共有することで自由に話せるようにする“ニャラティブ”といったシステムを搭載しているという。 本作のゲームデザインは、国産TRPGの老舗である冒険企画局の河嶋陶一朗氏が担当。河嶋氏は大阪の街を駆け巡るアジアンパンクTRPG『サタスペ』や、ダンジョン王国TRPG『迷宮キングダム』、忍者TRPG『シノビガミ』といった作品の制作で高い評価を得てきており、本作は『初音ミクTRPG ココロダンジョン』以来の約6年ぶりの完全新作TRPGとなる。 『夜のあしあと』は現在、公式サイトにてゲームシステムを公開中だ。ルールブックの価格は税込1980円で、発売日は2024年1月19日を予定している。
電ファミニコゲーマー:司破ダンプ
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