38歳モンフィス 同胞との死闘制し全豪OP初戦突破「年齢はただの数字」<男子テニス>
全豪オープン
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は14日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク41位のG・モンフィス(フランス)が第30シードのG・ペリカー(フランス)を7-6 (9-7), 6-3, 6-7 (6-8), 6-7 (5-7), 6-4の死闘の末に破るとともに、2年連続17度目の初戦突破を果たした。 【動画】連続また抜きショットに大歓声! モンフィスは前週行われたASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)で1年3ヵ月ぶり13度目のタイトルを獲得。38歳4ヵ月でのツアー制覇は、1990年にATPツアーが創設されて以降、史上最年長記録となった。 一方21歳で世界ランク30位のペリカーは昨年、オープン・パルク(フランス/リヨン、クレー、ATP250)とスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)でタイトルを獲得。世界ランキングを大幅に上昇させ、最も成長した選手におくられる「モースト・インプルーブド・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。 注目の対決となったこの試合の第1セット、両者安定したサービスゲームで相手にブレークを許さずタイブレークに突入。これを制したモンフィスが先行する。 続く第2セットの第2ゲームでブレークに成功したモンフィスがこのセットもものにし勝利に王手をかける。 しかし再びタイブレークに突入した第3セットで、モンフィスは2度のマッチポイントを迎えるもこれを取りきれずにこのセットを落とす。さらに第4セットでこの試合3度目のタイブレークを迎えると、また抜きショットのスーパープレーで勢いに乗ったペリカーがこのセットをもぎ取り、セットカウント2-2に。 迎えたファイナルセットの第1ゲーム、2本のダブルフォルトを犯したペリカーからブレークを奪ったモンフィスは、リードを守り切り3時間46分の激闘を制した。 試合後の会見でモンフィスは「年齢はただの数字だ」と語った。 「年齢はただの数字だと思ってるけど、明日の朝には38歳より48歳に近い気分になるかもしれない(笑)。それでも全力を尽くしているし、今日の自分の体調には満足しているよ。勝つことが一番嬉しいことだし、人生では夢を持つことが大事だと思う。僕にもたくさんの夢があるよ」 勝利したモンフィスは2回戦で世界ランク101位のD・アルトマイヤー(ドイツ)と対戦する。アルトマイヤーは1回戦で同85位のF・コメサナ(アルゼンチン)をフルセットで下しての勝ち上がり。