健大高崎・青柳監督、初優勝で「OBの顔が浮かんで涙」 センバツ
第96回選抜高校野球大会は最終日の31日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で決勝があり、健大高崎(群馬)が3―2で報徳学園(兵庫)に競り勝ち、春夏通じて初の甲子園優勝を果たした。群馬県勢のセンバツ優勝は初めて。 【激闘の決勝戦を写真で】健大高崎-報徳学園 健大高崎の青柳博文監督は優勝インタビューで「23年前に野球部を創部して、いろんな方々の支援の中でやって来られ、いろんなOBの顔が浮かんで涙が出た」と喜びを語った。 青柳監督の主なコメントは次の通り。 ◇チームワーク深まり、力ついた ◇健大高崎・青柳博文監督 (先発の)石垣が(捕手の)箱山のリードの通り、丁寧に丁寧に投げて(2番手の)佐藤につなげた。佐藤は気迫で投げてくれた。 (主将の)箱山が「束になって、束になって」と(言って)、チーム全体で一体感を持ってやってきた。チームワークが深まって、1試合1試合力がついた。本当に(これからも)楽しみなチーム。 (新基準の低反発の金属バットに変更となった大会で)練習の成果が出た。バットは変わったが、変わらず練習した結果が出たと思い、うれしく思う。 (センバツ100年で、群馬県勢初優勝を飾った)高崎から甲子園をスローガンでやってきたので、本当にうれしい。自分一人ではできないので、仲間やコーチやいろんな方の支援があって、本当に感謝しかない。 (選手にどんな言葉を贈りたいか)「ありがとう」という言葉しかない。いろんな苦難の中で、文句言わず頑張ってくれた部員たちに「ありがとう」と言いたい。