ジャクソンが2G1Aの躍動! チェルシーが低調ハマーズに完勝で今季初の連勝【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第5節、ウェストハムvsチェルシーが21日にロンドン・スタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-3で快勝した。 【動画】ジャクソンが裏抜けからの股抜き弾で決勝点! 前節、守護神ロベルト・サンチェスの活躍とエンクンクの終盤のゴールでボーンマスにしぶとく1-0と勝ち切ったチェルシー。今節はウェストハムとのロンドン・ダービーで今シーズン初の連勝を狙った。 開幕スロースタートもタレントが揃う難敵ハマーズとのアウェイゲームでは先発3人を変更。ディザジとヴェイガ、ペドロ・ネトに代えて体調不良から回復したエンソ・フェルナンデス、今季初先発となるアダラビオヨ、サンチョが起用された。 [3-4-2-1]にモビリティ型の3トップと、相手の対策を窺わせる布陣でスタートしたウェストハム。開始直後にはボックス右に抜け出したクドゥスに決定機も、利き足とは逆の右足で放ったシュートはGKサンチェスの正面を突く。 一方、普段通りの形で入ったチェルシーはこのピンチの直後にものの見事にファーストチャンスをゴールに繋げた。4分、ハーフウェイライン付近でのクイックリスタートでサンチョとのパス交換でジャクソンが左サイドを突破すると、ボックス内に持ち込んでGKアレオラの股間を抜く冷静なシュートを流し込んだ。 失点場面を含めてランチタイムキックオフ特有の緩さが散見するウェストハムに対して、以降も集中したプレーでペースを握るチェルシー。再びジャクソンが左サイドに抜け出して折り返したボールからのパーマーの決定機は枠の右に外れたが、キックオフから躍動感見せるセネガル代表FWが再び魅せる。 20分、ハーフウェイライン付近でククレジャ、コルウィルも絡んだ細かいパス交換からエンソの横への落としに反応したカイセドが中央で背後を狙うジャクソンへスルーパスを通す。そのままボックス内に持ち込んだジャクソンが冷静にGKとの一対一を制した。 低調なパフォーマンスに終始した中で瞬く間に2失点を喫したウェストハムは失点後にエドソン・アルバレスを中盤に上げて[4-2-3-1]へ布陣変更。ホームサポーターとピッチサイドのロペテギ監督からの檄もあり、全体の強度を上げて攻勢を強める。 ローリングを使う左サイドと右サイドのクドゥスの個人技を起点にここから押し込む形を作り出すと、セットプレー流れからシュート数を増やしていく。しかし、クドゥスやボーウェンの際どいシュートはゴールに繋がらず。 さらに、37分にはギド・ロドリゲスを下げてより攻撃的なソウチェクを投入。41分にはクロスのこぼれ球に反応したソウチェクがゴール前の密集を抜くグラウンダーシュートを枠に飛ばすが、ここはGKサンチェスの正面を突いた。 終盤はようやくハマーズペースも、2点リードを含めてチェルシーが冷静にゲームコントロールした前半を経て試合は後半に突入。互いに交代なしで臨むと、早い時間帯にスコアが動く。 47分、自陣ボックス内で相手の攻撃を撥ね返すと、前線で縦パスを受けたジャクソンがカイセドの体を張ったリターンパスを受け直して一気に相手陣内をドリブルで疾走。冷静に左を並走するパーマーにラストパスを送ると、イングランド代表MFがニアのポストを掠める左足シュートをゴールネットに突き刺した。 これで厳しくなったホームチームは54分、アルバレスとサマーフィルを下げてソレール、アントニオを同時投入。より攻撃的な布陣でゴールをこじ開けにかかる。そして、前半終盤同様にボックス付近まではうまく運ぶものの、最後のところで体を張るブルーズの守備陣を崩し切れない。 一方、3点リードのチェルシーはフォファナとサンチョに代えてディザジとペドロ・ネト、64分には殊勲のジャクソンとパーマーを下げてエンクンク、フェリックスとフレッシュな選手を同じポジションに投入。前がかる相手をうまく引っくり返しながら結果がほしいアタッカー陣がボックス付近で積極的に足を振って4点目に迫る。 その後はよりオープンな展開の中でダービーらしい球際の激しい攻防は見られたが、互いに最後のところで決め手を欠き試合はこのままタイムアップを迎えた。この結果、敵地で完勝のチェルシーが今季初の連勝を飾った。 ウェストハム 0-3 チェルシー 【チェルシー】 ニコラス・ジャクソン(前4、前18) コール・パーマー(後2)
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