ピニンファリーナの1900馬力ハイパーEV、『レベルサリオ』登場…決して離れない2台
アウトモビリ・ピニンファリーナは4月11日、ハイパーEV『バッティスタ』の「レヴェルサリオ」仕様(Pininfarina Battista Reversario)を発表した。2020年に発売された限定車「バッティスタ・アニヴェルサリオ」と対になるモデルだ。 【画像全10枚】 車名のレヴェルサリオはポルトガル語で「反転、逆転」を意味する。いっぽうアニヴェルサリオは「周年記念日、誕生日」だ。特に対語ではないが韻を踏んでいる。 バッティスタ・レヴェルサリオの最も印象的な特徴の1つはカラースキームで、ツートンのデザインテーマはアニヴェルサリオと反転するように作られている。ボディ下部はビアンコ・セストリエーレのグロス仕上げ、上部はグリージオ・アントネリアーノのグロス仕上げだ。 ツートンを分けるピンストライプはアニヴェルサリオのテーマを継承し、イコニカ・ブルーだ。正しい向きと裏返しの両方とを組み合わせたユニークな「Reversario」ネームは、ドア後端、サイドウイング、アクティブリアウイングの下側などにあしらわれる。 内装では、ピロタ製のシートは白のアルカンターラのキルティングにイコニカ・ブルーの縫い目が施されている。キャビンは黒を基調として、シートベルトなどにイコニカ・ブルー仕上げのアクセントが施されている。正しい向きと裏返しの両方とを組み合わせたロゴは室内でも使われている。 すでに2020年のバッティスタ・アニヴェルサリオを所有し、今回バッティスタ・レヴェルサリオも納車された顧客は、「この2台は今も、そして永遠に、完成された愛を連想させる。デザインが真に一体化されているため、2台は決して離れることはできない」と語る。 バッティスタでは、ドライバーが求めるドライビング体験を可能にするため、「カルマ」、「プーラ」、「エネルジカ」、「フュリオサ」、「カラッテレ」の5種類のドライブモードに異なる運転特性を設定した。このうち、フュリオサモードでは、4個のモーターが合計で最大出力1900hp、最大トルク240.6kgmを引き出す。パワフルなモーターが4輪を駆動し、トルクベクタリング機能も採用した。0~300km/h加速12秒以内、最高速350km/hの性能を可能にする。 リマックから供給を受けるリチウムイオンバッテリーは、センタートンネルとシート後方に、T字型にレイアウトされ、蓄電容量は120kWhとした。1回の充電での航続は、最大500kmに到達する。
レスポンス レスポンス編集部